おだやかな松山の空

松山市には高い建物が少なく、都会よりも空が広く見えます。うす曇りの空に朝日が射していく山並みを見ていると、「こんな風景の中で育つ子供は、きっとおだやかな性格になるはず」と、いつも思います。

空が少ししか見えなかった工業地帯から引っ越してきた私には、松山市の風景はキレイ過ぎて最初は違和感すら感じました。松山へ移住したばかりの頃は、空も海も山の風景も「農協のカレンダーみたいだ」と思う程度の感受性しかない人間でした。自然の美しさを心から楽しめず、今思えばもったいない時間を過ごしたと後悔ばかり。

近所にある小学校や高校へ向かう子供たちに出会うと、とても穏やかな表情に見えるので、生まれた環境が育む感受性の違いを想像してしまいます。今、住んでいる環境を良く思うからこその身びいきでしょうか。カレンダーのような夕日も今は、心から美しいと思えるようになりました。

色とストレスの関係

愛媛県松山市で、『色とストレスを考える小さな新聞』を発行しています。気楽に色を選ぶ30秒ストレスチェックなどを発信中。