仕事のストレスに効く本

益田ミリさんが「面白すぎてちょっとずつ読みました」と言っていた、『この世にたやすい仕事はない』を読みました。仕事観を変えてくれる一冊でした。『ポトスライムの舟』で芥川賞を受賞し、職場の人間関係について多くの本を書かれている津村記久子さんの小説です。

津村記久子さんの本は、職場の人間関係に悩んでいる人や、仕事を辞めたい人、転職願望のある人が読むと、感じているストレスが整理できるかもしれません。私は、松山市立図書館で津村記久子さんの小説をパラパラと立ち読みして「重そうだ・・・」と少しひるんだので、まずは読みやすいエッセイ本『二度寝とは、遠くにありて想うもの』から読み始めました。

エッセイ本を読んでみると、津村記久子さんの仕事観や嗜好性がわかって小説作品を読むハードルが低くなった気がしました。『くよくよマネジメント』は、4コマ漫画が添えられたエッセイで、真似してみたくなる考え方の数々を楽しく読めました。この本からは仕事のストレスだけでなく、生活していく中で感じるストレス全般への対策法が学べて良かったです。

『ポースケ』は松山市立図書館で借りてから、手元に置いて読み返したくなって文庫本を買いました。エッセイを一通り読んで、最初に読み始めた津村記久子さんの小説作品です。『ポトスライムの舟』の5年後という設定の続編ですが、『ポースケ』を先に読んでおいて良かったと思います。登場人物のストレスを落ち着いて受け止めることができましたから。

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松山市立図書館で読んだ津村記久子さんの本

『二度寝とは、遠くにありて想うもの』

『やりたいことは二度寝だけ』

『ダメをみがく“女子"の呪いを解く方法 “女子"の呪いを解く方法』

『ポースケ』

『この世にたやすい仕事はない』

『くよくよマネジメント』

『ポトスライムの舟』

『まぬけなこよみ』

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お正月の休み明けに出社したくない気分の人には、おすすめの作家さんかもしれません。私は、仕事へのあきらめと希望を少し感じられてストレスが軽減した気がします。

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色とストレスの関係

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