坊っちゃん文学賞トークイベント

9月24日に開かれた坊っちゃん文学賞トークイベント『親譲りの無鉄砲』を、子規記念博物館にて聞いてきました。トーク陣は、中沢新一さん、高橋源一郎さん、椎名誠さんの豪華な面々です。

第一部の中沢さんと高橋さんが、椎名さんが話すはずだった講演テーマ「坊ちゃん文学賞の30年」を振り返ってくださって、お二人の青春文学の潮流についての話や、夏目漱石の坊っちゃんと明治維新の関係性のトークは興味深く聞けました。

第二部の椎名さんは、”ありんこ”の話や”ラーメン”の話を、純粋ないい加減さ満載で話してくださいました。主題だったはずの坊っちゃん文学賞よりも、「麺の甲子園」が気になってしょうがなかったです。

この日は、椎名さんの『孫物語』を路面電車で読みながら参加していたので、ニューヨークで働く娘さんのエピソードが聞けたのは、私小説のおまけを読ませてもらえたような気がして、なんだか嬉しく感じました。

お三人の話を聞いていて、素朴に思い浮かんだことは3つ。

①坊っちゃん文学賞第16回はもう無いの?(中沢さんと高橋さんの話しぶりから感じましたが)

②この30年間で松山市民税はいくら使われたのだろう?

③電通さんとマガジンハウスさんにうまいこと乗せられたんだなぁ

以上、楽しいトークイベントでした。文化・ことば課の皆さま、ありがとうございました。

坊ちゃん文学賞

色とストレスの関係

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